「春の日本海 ホタルイカを待ちながら」 ドキュメント72時間

「春の日本海 ホタルイカを待ちながら」 ドキュメント72時間
ドキュメント72時間

ホタルイカと言えば九州では消費専門、取りに行くということは思ってもみない。

4月の富山湾、気象条件やらいろんなタイミングが合えば湧くように出てくるというホタルイカ。それを狙ってか深夜になるにしたがっていろんな方が富山の浜辺にやってくる。老若男女、遠方から地元からやってくる。

初日は気温は低いものの天候はまずまずと言う事もあって沢山の人だか李で、夜の浜辺を無数のヘッドライトがホタルイカを狙ってる。しかし、波も高く条件は良くない。カメラに収められてのも数匹程度。ここは72時間本来の人間ドラマをたくさん集めないとホタルイカ同様取れ高不足になるんじゃないかというう不安を見る方も覚えてしまう。街角の法律相談所の二の舞もあり得るかといらぬ心配をしながら見てしまう。それでも初日は人も多く、やさしい彼氏が浜で料理しながらホタルイカを待つカップルや親子、お手製のかごをこしらえたおばあさんなどたくさんの人々と物語があってたのしい。二日目は大荒れの天気これまた大空に飛行機を見上げての回を彷彿とさせる。そんな中せっかく休みをとったんだからと訪れる30代半ばの男性たち。リゾートなんかでもせっかく来たんだからと少々無理をしてしまうと思わぬ事故につながるので気持ちはわかるが、自重はしてほしい所。夜になると天候も回復し、家ではゲームをやらせず自分たちで遊びを創ったりして楽しませたいお父さんが子連れでやってきた、現代社会では子供の方がこれから努力を必要としなければいけなくなるだろう。それでもまだ小さいお子さんたちは楽しそうでいい。そして長年ホタルイカを取りに来ているというかた、交通事故で息子さんを亡くし家族が危機になった時を経て今があるという、しんみりとした中でエンディングテーマ。ホタルイカの奇麗な映像は無いままだだったが、いつものように三日間の中で出会った方々にはそれぞれの人生があった。

妙齢の女性、ここ数年ホタルイカにはまり深夜に一人で家を出ると言う事で不倫を怪しまれたといううエピソード今回の個人的一番でした。

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。