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ヒタスタイルコラム再録 53  2018年7月号掲載 平成最後の祇園

2020/07/20
 
日田祇園
この記事を書いている人 - WRITER -
・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
日田祇園

ヒタスタイルコラム再録 53 2018年7月号掲載 平成最後の祇園

早いもので今年も半分が過ぎてしまいました。

 

2018年平成最後の後半最初の月は7月。

 

7月といえば日田祇園祭ですね。

 

毎年この月のコラムは祇園で決まりですが、昨年の今頃は世界遺産登録も決まった最初の祇園に心躍らせていました。

しかしヒタスタイル7月号の出た5日後、ちょうど隈竹田地区の押さえ会議のあった日、日田をはじめとする北部九州が豪雨に見舞われました。

 

その会議も、いつもは会議の後にお酒を酌み交わす親睦会もあるのですが、あまりの雨のため会議のみで解散。

 

その会議中にも皆さんの携帯から緊急災害情報のけたたましい音がなっている状態でした。

 

その後の被害は皆さんの記憶にある通り。

 

たくさんの被害のため日田祇園祭自体の開催も危ぶまれましたが、木曜日の集団顔見せのみ中止という判断のもと、本番の土日にはいつも以上に気合の入った山鉾運行が成されました。

 

亡くなった方や、いまだ避難生活を送って方のいらっしゃる中での開催は賛否両論ありましたが、昨年の判断は良い判断だったと思います。

 

祇園祭をはじめとする夏祭りの多くは無病息災を祈念するお祭り。

 

災害時や病気が蔓延した時ほど祈念の運行をした歴史と伝統があります。

 

しかし先の土俵女性問題のように歴史と伝統と現代の価値観との齟齬も現れてる21世紀。

 

その中での様々な判断にはバランスが求められる時代。

 

人口も減り祇園の引き手不足も叫ばれる昨今、伝統という言葉を額縁に入れ高いところに飾っているのではなく、伝統を次世代に引き継ぐために革新的な判断も必要になってくるだろう今の日田祇園祭。

 

くしくも今年は平成最後の祇園、色んな思いを持って立派な山を奉納できたらと思います。

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
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・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。