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ヒタスタイルコラム再録 24 ハンどん

2018/10/23
 
これだ ラーメン
この記事を書いている人 - WRITER -
・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
これだ ラーメン

ヒタスタイルコラム再録 24 ハンドン 2016年2月号掲載

流行の胸キュンシュチエーション「壁ドン」ではない、もちろん大橋巨泉の「倍率ドン」でもないし、「欽ちゃんのどんとやってみよう」の略でもない。

 

あの頃の土曜日は休みではなくて、半ドンだった。

午前中のみの授業でお昼からはお休み。

お昼に帰ると家でご飯、土曜日の昼ごはんは何故かインスタラーメン「これだ」か「棒ラーメン」、ラーメンじやない時はメザシの干物に白ご飯。

今でもメザシを食べるとあの土曜日のお昼を思い出す時がある。

こうやって書いてみるとなんだか寂しい食事だが、当時は最高に楽しみだった。

給食もまだご飯が出ず、インスタラーメンも初めての味で新鮮だった。

「うまかっちゃん」以前は「これだ」「マルタイ屋台ラーメン」「出前一丁」「棒ラーメン」が4天王だった。

ラーメンを啜りながら、吉本新喜劇を見る、ワイドサタデーを見る、昼間からテレビを見れる幸せ、しかも圧倒的チャンネル権を持つ父親もいない。 お昼を食べ終わるともちろん遊びに行く、小学高学年になるとソロバンや習字に通ったりするのだが、遊び優先で 野球の人数が足りない時は平気でサボったりしてた。

 

それから夕方まではお腹が空くまで、腹いっぱい遊んだ。

缶蹴りなんかも隠れる範囲を大幅にろげ大規模にやったり、日ごろなかなか行けない校区外や、クワガタ取り、釣り、鉾付きにも出かけた。

親が探しに来るような事もしばしば。

それからの夕食も日曜日のそれとは違って 休みが終わってしまう寂しさも無ければ明日行けれん感も漂わない。

逆にテンションはあがる一方。

だって明日も休みだし、8時になればカトちゃんにも会えるのだから。

大人になり土曜日が休みになった花金の夜よりも、あの頃の半ドンの方が圧倒的にキラキラしていた。

コラム後記

ちょうどこのこの頃から、コラム連載はじめてから二年目と言う事もありいろいろな方から声をかけていただくことが増えた。

同世代を中心に「そうそう」「あるある」など共感のお声をいただいた。

そんな中このコラムにある当時のインスタントラーメン4天王には賛否両論いただいた。みんなラーメン大好きだという事だろうと思ったが、少々事情が違っていた。

実は、当時は今と違って小学生がお使いに行ける範囲にスーパーマーケットがあって、そのの品ぞろえによっても4天王が変わってくる。スーパーマーケットじゃなくても八百屋やお肉屋でもインスタントラーメンは買えたので、そこの品ぞろえ次第のマイベスト。

ナントもいいお話ではありませんか。

我が家の当時のインスタントラーメン4天王

マルタイ棒ラーメン

四天王の中でもナンバーワン、棒ラーメン。やっぱり九州のラーメンはまっすぐな麺バイ!

マルタイ屋台ラーメン

 またもやマルタイ。当時は屋台も行ったこともないし、豚骨がイコールラーメンだと思ってた。

出前一丁

しょう味という概念がなく、インスタントラーメンになるとこうなるだろうと思って食べてた醤油味。ラー油って単語もこれで知りました。

これだ

今、気が付きましたがこれもマルタイなんですね。最近スーパーなんかでも見かけなくなって廃盤になったかと思いきやあるではありませんかAmazonに!  棒ラーメンは別格で袋ラーメンではこれが一番! インスタントラーメンらしいお味。これら全部Amazonで買えるといういい時代。コンプリート大人買いしてしまいそうです。

最後はドンタクという歌をお聴きください。

https://www.youtube.com/watch?v=ZSidAjlLOuw

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
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・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。