ヒタスタイルコラム再録 26 ベビースターラーメン2016年4月号掲載
赤ちゃんの星のラーメン 直訳するとそうなる駄菓子。
昔は星なしの赤ちゃんラーメンだった。
もう何十年も前から現役で、袋のデザインも大きな変化はなく21世紀を迎えた今も販売されている。ここ最近は、基本の味以外にも沢山の味付けが出ているがやっぱり基本の味が最高。
その昔はお湯を注げば汁のあるラーメンに早変わりし子供の身も心もあっためてくれた。しかし、麺が異様に短くラーメンを食べるのにスプーンを使うという矛盾を発生させていた。
名前に星がついた頃から、お湯を注ぐ食べ方がパッケージに表示されなくなった。試しにお湯を注いでみたが、どうも味が薄い。もうあの超短麺が食べれなくなると思うと寂しかった。
なぜお湯を注ぐ食べ方が消えたのか?
それは大人の事情なのか陰謀なのか、謎のまま21世紀を迎えた今日でも真相は闇の中、きっとフリーメイソンが絡んでいるのだろう。
バブルの頃この街から東京に行く時にも持参し、時折送られてくる親からの救援物資にも小さなオレンジの袋は入っていた。
なぜなら東京ではほとんど売られてなかったからだ。
お酒が飲める年になるとコイツはお酒にも合うことが判明、おつまみバージョンのピーナッツ入りも販売されている。
もう50歳にもなろうかというのに 無性に食べてくなる。
便利な事にこの街にもコンビニが増え、欲望から即購入というコンビニ業界の思うツボにハマりつつも買ってしまう。たまに、変わらないパッケージを眺め裏の成分表などを覗く、思いのほか高いカロリーをスルーし欲望を満たす。なんという罪なヤツなんだ。 ベビースターラーメン とアレは大人になったら自然とやめられると思っていたのに。。。
コラム後記
このコラムを書いた2016年世の中にはまだ炭水化物ダイエットが有名になってなかった。その後炭水化物ダイエットで5キロやせた時にも、ベビースターラーメンの炭水化物の多さにはびっくりさせられた。
それでも、こっそり(誰に対してかはよくわからない)5袋短冊状になったやつを、スーパーマーケットで買ってきては夜中にこっそり(誰に対して?)食べたり。コンビニに寄ったときにこっそり(だから誰?)かったりと、まるで中毒患者のように買ってしまってた。
確かに旨いんだなこれが。パッケージも最近新しくなってイメージはかなり変わったし、実は最近のは細麺で角がエッジが効いてるようにマイナーチェンジしてるみたいだ。
それで買ってしまうベビースターラーメン、いずれあの世に行くときには一緒に棺桶に入れてもらいたいアイテムの一つだ。
Kiyo
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