いま猫2匹と暮らしてる。
1匹は捨て猫を譲ってもらい早11年たつ黒猫。
もう一匹は友人の所の猫が出産したので、仔猫を譲り受けてから1年半のキジ白柄。
夜のお仕事が終わり遅くに帰宅しても玄関まで迎えに来てくれてたり、寒い夜は一緒に寝てあっためてくれる。
トイレや食事、抜け毛など若干の世話は必要だが、猫は思ってたより手はかからず、いまやすっかり家族の一員となって楽しく過ごしている。
小学校の頃は犬が飼いたかったが、昭和の時代室内犬っていう概念は一部のお金持ちにしかなく、猫の額くらいの庭しかない我が家では犬を飼うのを諦めざるを得なかった。
それでも動物好きなので、手乗り文鳥やインコや亀
秋は鈴虫、夏はモチロンのカブトムシ、クワガタ
初夏はカブトムシの幼虫
田んぼからオタマジャクシやカブトエビ
川からはアメリカザリガニ、ハエにオヤニラメ、コヒナなんかも飼ってみた。
すくってきた金魚にミドリガメ
なぜか釣ったカラフルヒヨコ(そう昭和の時代ヒヨコは釣るものだった)
原っぱからは、バッタにカマキリと、
さっと思い出しただけでも色々出てくる。
年中なんらかの生き物が家にいたような気がする。
それでもやはり犬は飼いたかった。
そんな時に隣にあったパチンコ屋
裏の事務所の番犬がわりに「コロ」という雑種の犬を飼い出した。
非常に人懐っこい犬ですぐに近所の小学生と仲良くなった。
他の近所小学生も私と同じで飼いたいけど飼えない状況だったこともあり、仲良くなったと言うよりは皆んなで飼ってるという気持ちだった。
学校帰りには、給食のパンを少し残して持ち帰りコロにあげたり
みんなで三隈川や亀山公園に散歩にも行った。
三隈川を染める夕日の中をコロのリードを引っ張りながら帰り道をみんなで走った。
パチンコ屋の駐車場でヤワボール野球をやる時はコロも一緒にボールを追いかけた。
コロが出産したときには、皆んなで民家の床下で頑張ってるコロを励ました。
数匹生まれた仔犬は1匹を残して貰われて行き、残った仔犬には「ゴロ」と言う名前を我々小学生が命名した。
そんなある日その事務所に泥棒が入った。
コロはあまりの人懐っこさが災いし、番犬としての烙印を押された。
しばらくしてパチンコ屋の駐車場にはシェパードが2匹飼われていた
コロも変わらず一緒に飼われ犬同士は仲良くやってるようだった。
しかしシェパードはその本能のままに、近所の小学生であれ事務所に近づくものを威嚇した。
それから自分自身中学に上がり近所で遊ばなくなったり。
小学生達はやはりシェパードが怖いのとでコロの姿をすっかり見なくなっていた。
それから数年後、風の噂でコロが亡くなっとと聞いたときには少し泣いた。
今でも同じような背格好の犬を見かけるとあの夕日の中、全速力で走った時の風が前髪を書き上げてた感覚をコロの鳴き声とみんなの笑い声と共に思い出す。
平成のこの頃、災害などで行き場をなくしたペットなどが多数いると言う。
近所や地域で動物の面倒を見ると言うのも悪くないと思う。
Kiyo
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