「島へ山へ 走る図書館」ドキュメント72時間

ドキュメント72時間

愛媛県松山市の市営の移動図書館のおはなし。今年初めての涙出ました!

四国の瀬戸内海に面した愛媛松山市、と言う事で離島などへと出向いていく移動図書館。穏やかな瀬戸内の島々にどんなドラマが待っているかとワクワク。

春の温かい日差しの中、時間通りに移動しても、だれも来ない場所もあれば、お客さんが待ってる場所もある。平時の昼間はやはりご年配が多い。読書家のおばあさんを見るとなんだかホッとする。

二日目の住宅地では春休みの子供たちも多く訪れる。読書家の小学生を見るとホッとする。午後からは大盛況、活字離れと言われる昨今、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなとホッとする。

そしてドラマも少しづつ。

まずは3.11で福島から移住してきた親子。そもそも、こういうシステムが無いらしく。この手の移動車は魚などの販売カーしか知らなかったという。ところ変わればである。そのお子さんも4歳からやってきて7年。野球に夢中な立派な小学生になっててまたまたホッする。

モデルの夢を見たキレイめのお母さんが、地元に帰って来て3歳の娘さんに本の読み聞かせをするために借りる。私みたいになってほしくないと。ホッとする。

そして最終日は土曜日のショッピングモールの駐車場。こちらはやや住宅街より年齢層高めの方が多い。定年を前に今後の人生をどうするか的な本を借りる銀行マン。奥さんから頼まれた本は「幸せを手に入れる方法」幸せじゃないんかなと自虐ネタ。スタッフもおまわずウケる、ほっこりする。

今回はこのままホッとしたりほっこりしたりで終わるのかと思った後半に現れた男性二人。中学の同級生で70歳57年間のお付き合い。数年前この移動図書館で再開し、いつもここで待ち合わせているという、そんなエピソードを笑いながら話す二人。こちらもほっこりパターンかと思いきや。一人の方が「言っていいんかな?」と切り出したのはその友人がガン宣告に近い感じで結果次第で手術と言う事。本は今日は借りずにいると。それでもにこやかに話す二人に長く付き合ってる男のジメジメしない友情を感じた。それでも笑顔で話す瞳の奥がうっすらうるんでいく気がしたのは気のせいか。いいものでありる。そしてテーマソングのイントロ、泣けました。

そういえば愛媛県松山市、以前の屋上の観覧車もあったなぁ、72時間の聖地巡りにはもってこいの場所かもしれない。

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でダイニングバーSTEPSを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ、卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷。 ・STEPSを営む傍、2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画運営。 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載中。 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆。 ・2017年「ステップスカラー」オープン