今回は東北、仙台からの国道45号線を72時間
東北と言えばやはり震災を思い出さずにはいられない震災。その3月11日から3日間、仙台から秋田までの海沿いの国道45号線を北上するという企画。
仙台市内の都心部を抜け北上して行く。途中震災の時間を迎えるときに出会った方は元タクシー運転手、体を壊し今は休職中、重いものが持てないので毎日少しづつ買い物しているという。買い物帰りに街路樹の桜のつぼみのふくらみを楽しんでいた、同じ時期の九州に比べるとまだまだふくらみの小さな桜をめでる感覚つくづく日本人は桜大好きな国民だなぁと実感する。
夜に入って石巻で出会った高校一年生も印象的、自称問題児、成績は学年でビリ、そこで何か部活やれと言われ陸上部へ、そこで市内で一番になることを目指しトレーニング中だそうだ。問題児や、学年一ビリという時の屈託のなさ、授業中ずっと騒いでいたということから察するに今でいう少々の発達障害的なところなんだろうけど、昔はそんな名前もなかったし、今思えばあいつそうだったんじゃないかという子供もたくさんいた。そういう子供はハマったらすごい力や集中録を発揮すの事があるのでぜひ彼にも陸上競技で力を発揮してほしい。
そこから海沿いの道を走ると、まだまだ工事中の道が多い。7年たってもまだまだだ。こちらの九州北部の豪雨の災害復興工事もまだまだ時間がかかるのだろう。
そして今回のハイライト、店先に達筆な筆書きでたくさんの言葉を書いた紙で覆いつかされているお店。店内も上から壁からたくさんの自筆のスローガンや、名言などを書いた紙であふれている。もともとは自転車屋さん、日本全国そうであろう個人経営の自転車屋さんなかなか経営が厳しい中、お店を飾り付けるために始めたことだという。こういう言葉が書いてある店や家は、政治的家や宗教的な場所が多く確かに怪しく感じるが、当のご本人はいたってフランクなお方、知り合った旅人なんかをお店の二階に無料で泊めたりしてあげたりしているらしい。ただ自分は泊まろうとはおまわないなぁ。ホモかもしれないし(笑)
その後の海岸でスタンドアップサーフィンをやっている男性、難病でこちらも休職中それでも海に来れば癒されるという男性。東北の海、あの荒れ狂う海のイメージもあればこういう側面ももちろんある、その後海の恵みメカブを調理するシーンから、テーマソングのイントロへ。やはり、海への想いや、震災以前の日常に戻りつつある今の日常。荒れた海でも、地元の方は今も海をめでる姿は、私が住んでるこの街も水害に何度も見舞われるが、それでもみんな川が好きだと言う事にもつながる感覚だと思う。
いつかこの道をドライブしたいと思わせる今回のドキュメント時間でした。
Kiyo
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