ヒタスタイルコラム再録 50 2018年4月号掲載
エイプリルフール 4月1日 今月号からヒタスタイル定価1000円!
毎号日田祇園山のパーツが付いてきて120ヶ月後に1/9スケールが完成!
今なら初回限定98円、書店へ急げ!
これ考えるのに30分以上潰てしまった、大人になると誰も傷つけなくそれでいてパンチの効いたエイプリルフールネタを考えるのも一苦労です。
しかしこれでも最初だけ読んで、フリーペーパーなのにお金取るとは何事だ! なんて早ガッテンなクレームが来ることも考えられますし、本屋に行ったけどなかったぞ!なんて事もないことはない。
そう考えるとやはり少々窮屈な世の中なのでしょうか。
もちろん小学校の頃のように「◯◯子ちゃんお前のことが好きちいよったぞ」みたいな、どストレートで誰もハッピーにならないエイプリルフールーネタは流石にどうかとは思いますが、世間的にはその許容範囲は昭和の頃よりはかなり狭いと思われます。
あの頃のTV画面には
「後でスタッフが美味しくいただきました」や
「特別な許可を取って撮影してます」
などの言葉は皆無だったし、眉毛と肩幅は太く広くデフォルトしてたし、ロスでは疑惑の銃弾が発射されるし、プロレスラーはロープに飛ばされると全速力で戻ってきたし、謎の覆面レスラーはいとも簡単に入国できたし、ジョー樋口はボディチェックしたのにブッチャーのフォークを見つけられずにいたのに、審判の資格を剥奪されなかったし、タイガージェットシンは新宿で買い物中の猪木ご夫妻を襲ったが逮捕されなかったし、ビューティペアは壮絶な試合の後にヒット曲をフルコーラスで歌い踊っていたし、志村は背後の人の気配にはめっぽう無頓着だし、騎馬戦でポロリやるのは全く名前も知らないタレントだし、スプーンは曲がるし、UFOが来るかもしれないし、オリバー君はやって来るし、1999年に人類は滅びるしでもう大変な昭和時代。
その全てが、エイプリルフール的なものとは断言できませんがそのグレー具合を楽しむ時代の余裕があったのかもしれません。
なぜかエイプリルフールから始まる新年度や新学期あの頃のようにもう一度ゆっくり余裕を持って楽しんで行きましょう。
そして1週間後に迫った新学期が嫌で嫌でたまらない子供や少年少女たち、少々のうそをついて長いこと休んでも構わんよ。
いつかきっとこの春を懐かしく思える未来が来るから大丈夫です。
Kiyo
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