ヒタスタイルコラム再録 19 はっぴいえんど

ヒタスタイルコラム再録 19 はっぴいえんど
はっぴいえんど

ヒタスタイルコラム再録 19 はっぴいえんど 2015年9月号

YMOを初めて聞いたときの衝撃は、レコードジャケットのインパクトも手伝って中学二年生の心を直撃した。ピコピコサウンドに歌のない曲(歌詞のある曲もあるのだが当時のイメージとしてはそうだった)、それでいてノリがいい。赤い人民服にテクノカット、丸坊主中学生はもみあげのみ完コピ。キュージュやユキヒロもカッコいい、細野さんはシブいのだが14歳の心には響かなかった、しかし後に彼が中心的人物だと知る。

数年後の夏休み、うだるようなこの街の暑さの中友達の部屋にて、なんとも涼しげなリゾート感満載のイラストが描かれてるレコードジャケットを見つけ針を落としてもらった。シベリアや、カナリア諸島など多国籍感溢れる世界と涼しいサウンドが広がっていた。それは今でも夏になると聴きたくなる大滝詠一の A LONG VACATION というアルバムだった。

同じ頃、TVではアイドル全盛期。なかでも松田聖子は女子人気も獲得し不動のトップを突っ走っていた。そんななかとある女子の「聖子ちゃんはシングルもそうやけどアルバムもいいつバイ」発言を受け貸しレコード屋へ。確かにいい。先のA LONG VACATINON に入ってた曲や、今では卒業シーズンの定番になったユーミン作曲の曲などPOPSを極めた曲が沢山あった、大きなライナーノーツを眺めてると作詞家は全て同じ人、その後TVの歌番組でも作詞家としてのクレジットをよく目にした松本隆という見たことない人だった。

その後日田を離れた後にこの3人が同じバンドにいたことを知る。日本語ロックの元祖「はっぴいえんど」もう再結成は不可能になったけれども、彼らがずっとずっと語り継がれていくべきアーティストのひとつなのは間違いない。

コラム後記 21世紀のはっぴいえんど

やっぱりこれは名曲です、40年以上前の曲とは思えません。

そして最近はこのサウンドを感じさせる若いバンドも出てきました。

代表的な2バンドを紹介いたします。

Never Young Beach

ネバーヤングビーチ。
2014年春に、安部と松島の宅録ユニットとして活動開始。
暑さで伸びきったカセットテープから再生されたような奇特なインディ・サイケ・ポップ『HOUSE MUSICS』をダンボール仕様のジャケットで100枚限定で発売。
ライブもせずに口コミで瞬く間に話題となり、ココナッツディスクなど一部店頭のみで販売し即完売。

2014年9月に阿南、巽、鈴木が加入し、現体制の5人組になる。9月に初ライブにして自主企画《Fight Club》を開催。
2015年5月に1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』をリリースしロングセラーとなり2015年上半期の『CDショップ大賞』ノミネート作品に選ばれる。7月末にFUJI ROCK FESTIVAL’15に出演。
土着的な日本の歌のDNAをしっかりと残しながら、どこか海外の海と山が見えるような匂いを感じさせる。そしたら誰かが言った…「西海岸のはっぴいえんど」と。2016年1月には『YOSHINOKI HOUSE』のアナログ12inch盤がリリースされる。

Yogee New Waves

2013年に活動開始。2014年4月にデビューep『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCKFESTIVAL』《Rookie A GoGo》に出演。9 月には1st album『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。2015年2月に初のアナログ7inchとして新曲『Fantasic Show』を発表。12月には2nd e.p『SUNSET TOWN e.p.』をリリース。2017年1月にBa. 矢澤が脱退し、Gt.竹村、Ba.上野が正式メンバーとして加入し再び4人編成となり始動。5月17日に2nd アルバム『WAVES』をリリースし、CDショップ大賞2018前期のノミネート作品に選出。リリースツアーは全国8都市でワンマンを決行し各地ソールドアウト。夏には、FUJI ROCK FESTIVAL、 ROCK IN JAPAN、頂FES、CIRCLE、森道市場、SWEET LOVE SHOWER、WILD BUNCHなど、全国の大型野外フェスに多数出演。11月から全国公開の映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の主題歌に「SAYONARAMATA」が起用される。2018年3月14日にはメジャーデビューとなる新作「SPRING CAVE e.p.」がリリース。3月からはアジア3ヶ国(台湾、香港、タイ)を含めた全11箇所のリリースツアーの開催が決定。

 

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。