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ある日突然、厚生労働省(!?)から電話がかかってきた話

 
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・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。

昨日の夕方、なんとも不思議な、というか怪しいというか、もはや珍事件のような電話が家にかかってきました。

家の固定電話にかかってきたのは、父(80代後半)宛。最初は父が受け答えしていたのですが、途中で「なんの話かわからん…」とギブアップ。代わりに私が対応することに。

電話の主いわく、

「お父様の保険証で、北陸の病院で睡眠薬が2ヶ月分処方されている記録があるのですが、受け取ってない証明を家族全員からいただきたい」とのこと。

……え? えぇっ?

ちなみに、その病院名は実在していました。

とはいえ「なんか変だな」と感じたので、「後ほど折り返します」と言って連絡先を確認すると、

「厚生労働省医薬局総務課の○○と申します。電話番号はこちらです」と、やたらスムーズに名乗るではありませんか。

名前も絶妙にリアル。山田太郎みたいなわかりやすい偽名じゃないし、でも凝りすぎてもない。

電話番号を調べると、たしかに厚労省の代表番号…。

これは一旦、話を聞いてみようと判断。

しかし、次の展開がまたおかしい。

こちらが「家族はまだ帰宅してない」と伝えると、

「それでは保険証をストップせざるを得ません」ときた。

いやいやいやいや、厚労省がそんな簡単に国民の保険証止めるわけないやん!

80過ぎの高齢者の保険証を、そんなノリで無効にされたらたまったもんじゃない!

すると相手は

「この睡眠薬が犯罪に使われる恐れがあるので見過ごせない」

「なんらかの事情で北陸に出かけた可能性もある」などなど

よくもまあ次から次へとストーリーを繰り出してくる。

こちらも負けじと押し問答。

「じゃあ、保険証を止められないようにするにはどうすれば?」と聞くと、

ここで金の話が出れば詐欺確定だな…と思いきや、

「被害届を今日中に出して、先方(病院?)が確認できれば回避できます」とのこと。

もう夕方。今から警察に行けと?

無理だと伝えると、またも「では保険証は止めます」と来た。

なんなんこの強気。

しかも、会話の中で

私の住所、父と私の名前、家の電話番号まで把握してる。

父に確認しても「そんな情報しゃべってない」とのこと。

結局30分ほどのバトルの末、

「明日から保険証止めますので、ご了承ください」

「了承しません」と言い合いながら電話を切りました。

すぐに市の保健課に連絡して事情を説明。

「そんなことはありえない」と市の方も言ってくれて、

厚生労働省に確認して折り返してくれることに。

その間に私もネットで調査。

病院は実在。

電話番号も厚労省のもの。

……混乱するわ。

しばらくして市の担当者から折り返し。

「やはり詐欺です。厚労省のホームページにも注意喚起が載っています」とのこと。

ふぅ、ようやく一安心。

でも、何が目的なのかは不明なまま。

金の話も出なかったし、個人情報は妙に知ってるし、家族構成を聞き出そうとしてたし、

…なんとも後味の悪い不気味さが残っています。

皆さんも、似たような電話があったらご注意ください!

「厚労省の者です」と名乗られても、うのみにせず、まずは冷静に。

すぐに市役所や警察に相談を。

それにしても……どんどん巧妙になってますね。

詐欺の世界にも「リアリティ重視」の時代が来てるようです。

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
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・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。