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ヒタスタイルコラム再録 42 川 

2019/01/22
 
三隈川
この記事を書いている人 - WRITER -
・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
三隈川

 ヒタスタイルコラム再録 42 2017年8月号掲載 川

私も含めて、今この文章を読んでくれてる貴方、

 

コラムは読まなくても日田スタイルを手に取って下さってる皆さんは「かわ」が大好きですよね。

 

特に夏休みになると格好の遊び場。

 

河原でなるべく平べったい石を探し水面に水平に近い角度を狙い、アンダースローで思いっきり放り込む、水を切って滑って行く平らな石向こう岸まで届け!

 

釣り糸を垂らすのも早かった、旅館の下がいい、銭渕橋の下の方がいい、いや止まってる遊船の先っちょが絶対いい。

 

ハエやオヤニラメが掛かるオヤニラメはハズレ。

 

随分と後になって彼らが絶滅危惧種だったと知った。

 

小学校高学年になると狙いは鯉、釣り方も変わる。

 

大きな野球ボールみたいな餌に針を仕込み竿を立て思いっきりオーバースローで川の真ん中狙い投げ込む、どこまでも飛んでいけ!

 

もちろん身体も川に預けます、半ズボンギリギリまで水に入り川石をはぐる。

 

ガザメやセムシをとって釣りの餌にする。

 

岩の間にいるザリガニを手づかみで仕留める。

 

お手製の矛を作って、大きな岩の下に潜り込みイダを仕留める。

 

たまに見かける鮎は動きが早くて仕留めきれない。

 

狩りに飽きたら高いところからダイブ!俺の身体飛んでいけ!

 

全身で川を感じる。

 

身体が冷えてきたら太陽で暖まった大きな川石に抱きつく、耳に水が入れば耳をつける。

 

川石は全てを癒してくれた。

 

そんな偉大な川もたまに牙を剥く、こんなにもと思うくらい。

 

何十年に一度が今じゃ数年に一度でも不思議ではない。

 

それでも川に沈む夕日は今日も美しい。

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Kiyo

・九州の盆地大分県日田市でstepscolorを営む。 ・1967年生れ。地元日田高校から埼玉県城西大学へ ・卒業後福岡にて宝石屋、レオタード屋さんを経て2003年帰郷 ・2010年より野外音楽イベント「ボンチサウンドフェノメノン」を企画 ・2013年から地元情報誌「ヒタスタイル」にてコラムを連載 ・2014年から音楽サイトにて記事を執筆 ・2017年「ステップスカラー」オープン ・2019年 地元テレビ局KCVにて「噂のマスターに会いに行く」コーナー担当日田のうまい飲み屋を紹介しています。
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